新しい年の幕開け稲村ガ岳を訪れる  
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   平成20年1月3〜4日                松岡 貞安
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  山小屋の開設期間に合せて登山の日程を変更し、正月3日〜4日と一泊の
 予定で決行した。
    当日、計画通り朝7時前に河合町を出発、一路洞川に向かう。
  途中黒滝でトイレ休憩、長い新川合トンネルを出ると車道には積雪があ
 り、天川川合から洞川へ差し掛かる峠は、チェン無しでは無理と判断し、
 やむなくチェンを装着して無事山小屋のオーナー宅に到着。
  周囲はかなりの積雪で気分は上々、はやる気持ちを抑え登山の準備に掛
 かる。
  前もって山頂付近の情報(山小屋周辺で50Cm、登山道で20Cmの積雪)を得
 ていたが、念のためオーナー宅で現状を聞く。
  結構時間が掛かる話であったが、意を決して、さあ、出発。

アイゼンがグウッ、グウッと入り込む感触は何んとも
言えない。
稲村ガ岳登山口の看板を横目に山小屋へ向けて登り始
める。
どんよりした空模様で、いつ雪が降ってもおかしく無

 い天気、何と言っても風が全く無かったのが幸いであった。
           
            斜面や緩やかな坂を登ってゆく

  法力峠(観音峰への分岐点)まで順調に登れたが何か
 物足りない感じ。
  進むにつれ雪が段々深くなり樹林に降り積もった雪
 景色、その雪景色を引き立てる空の青さ、何時の間に
 か天気も回復して、滅多に見られない雪景色に見惚れ
 カメラに収めるのに一苦労。
             
         歩くたびに思わず「綺麗!!!」の声が・・・

  気が付けば山小屋が目の前にあった。
  スタッフの皆さんに迎えられ、やれやれ着いたかと言った感じで装備を
 解き遅めの昼食を取る。
  計画では今日は大日山、明日は稲村ガ岳と二日に分けて登頂の予定であ
 ったが、あまりにも天気が良く、今日登っておいた方が良いだろうと言う
 事になり急遽、準備を整え出発する。
            
       澄み切った青空を背に映える樹氷の素晴らしさ

              
   帰りに登る大日山   キレットの隙間から    樹氷の主張

  稲村ガ岳山頂展望台にて、無事到着を祝って乾杯。
  展望台から山上ガ岳、大普賢岳、弥山、八経ガ岳(ピークは隠れている)と

           
     大普賢岳    山上ガ岳(左端平な山)    弥山(右端)
       
  すぐ前の大日山    大日山頂上・大日如来の祠     ゴジラ?

 奥駈の山々が一望できる大自然に感動、大日山の雪景色も素晴らしく、立
 ち去り難し思いで、渋々山小屋に帰ってきた。
  夕食は思いがけなく鯛の刺身をご相伴に預かり、ただただ驚くばかり。
  聞くところによると淡路の常連さんが、わざわざ山小屋で捌いて刺身を
 作ってくれたとか・・・
  食卓には私達4人の他に、二人の常連さんが加わり一緒にテーブルを囲
 み楽しい夕食であった。
  色々と山の話や世間話に花が咲き、なぜか空海が出て来た所で食事も終
 わり、早めの就寝となったが、全く風のない静かな夜であった。
  朝起きて山小屋を出て見るとガスで何も見えない状態。
  朝食を済ませ他の人達より一足先に下山、昨夜降った雪で登山道の足跡
 が覆われて消えてしまっていた。
  足跡のない登山道を踏みしめて行くのも、何とも言えない醍醐味であり
 今回心に残る掛け替えのない体験であった。 了

                    写真:松岡・逸見