北海道秘境の旅(道東編)  
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                佐-103 逸見 吉志(文・写真とも)

  旅行好きの妻が目に留めた「秘境ツアー・道東で通常のコースには
 組み込まれていない所を巡る!」につられて参加した。
  二泊三日であるが、正味一泊二日の強行軍である。

 初日は釧路プリンスホテルで一泊、二日目は
先ず霧多布きりたっぷ湿原 へ、沖合いで寒暖流がぶつかり
霧が発生しやすいので、こんな地名が付いたの
 か?霞んではいたが、霧は無く展望が利いたのは幸いだった。

  納沙布のさっぷ岬では北方領土返還をアピールするモ
 ニュメントやスローガンが目立ったが、目と鼻
 の先に見える貝殻島には、日本が立てた灯台が
 あるのに、それも取られっ放しになっている現
 状を目のあたりにすると、国民がもっと関心を
 持ち世論を盛り上げる必要を痛感した。


  春国岱しゅんくにたいはオホーツク海と風連湖を仕切る砂洲で、約300種の野
 鳥が確認されており野鳥の天国である。
  湖岸の葦原では丹頂鶴が営巣、抱卵し、ちょうどヒナが孵る予定日
 とかで、カメラマンのカメラの放列が車窓から眺められた。

 
    春国岱   ?かわいい花   裏摩周     神の子池

  裏摩周展望台は摩周湖の北側にあり、湖に浮かぶ小島と摩周岳の位
 置関係が逆になってるので、よく目にする写真とは違った感じだ。
  神の子池は摩周湖の水が地下を通って湧き出しているといわれ、透
 明な小さな池の真ん中から、モクモクトと噴出する様が確認できた。

  あとは車窓から日本百名山の一つである「斜里岳」を右に見ながら
 岩尾別温泉「ホテル地の涯」までまっしぐら、車内でガイドから「ホ
 テルのすぐ前の川原の露天風呂には、熊が出るから一人では行かない
 ように!」と脅しを掛けられた。
  宿に着いたら先ず露天風呂、ホテル内では熊の心配なし、食事では
 ビールと地酒、家でも宿でも、こいつだけは「たまらんなぁ!!」

  内湯は別々だが露天に通じるドアを開けると、その先は混浴!!!
 どうだったって?????夜も更けた頃、居ました居ました、結構な
 ご婦人たちが・・・(あとは内緒・・・・・)
 
    斜里岳    ホテル前    滝見の湯    三段の湯

  最終日、先ずフレペの滝、普通はウトロ港から遊覧船で海上から見
 るけど、ヘソ曲がりのツアー故、陸から徒歩で向かう。
  地元ガイドに双眼鏡を借りて、バードウォッチングをしながらの散
 策、鳴声を頼りにその方向を探すが、慣れなければなかなか難しい。
 
   ウトロ灯台  羅臼岳(右端)  フレペの滝    プユニ岬

  20分ほど歩き滝の上に到着、この滝は知床連山の雪が地下水となり
 海岸の崖からいきなり流れ出ていて、川の途中にある滝とは違った趣
 があった。

 網走で昼食後、有名な東藻琴の山腹を埋める
芝桜を車窓から眺め、釧路湿原へと向かうが近
づくにつれ、駄目だ!やっぱり霧が・・・
 昨日無かった霧が今日は真っ白、広い湿原の
ほんの手前だけしか見えない。


  釧路空港に着くとますます酷くなった。
  手続きを済ませ搭乗口で待機してると、着陸した飛行機が傍に来る
 まで見えない状態で、飛べるのかなあ???
  係員に聞くと「大丈夫、この空港は霧が多いので自動離着陸装置の
 ある飛行機しか利用できない、お客様のフライトの機長が今降りてき
 て「この空港は楽だね」と言ってましたよ」だって・・・
  定刻に離陸した上空9000メートルからは雲平線?に沈む夕日を
 追いかけて飛ぶので、その茜色を20分間ほど楽しむことが出来た。

  これも百名山の一つ、羅臼岳へはホテル地の涯から往復で7時間程
 とか?
  歩こう会で来たいな・・・ なんて思いながら終わった旅でした。